12月22日幹事会及び記者会見のご報告
2023年12月26日 21時35分12月22日幹事会及び記者会見のご報告
日本学術会議事務局
平素より大変お世話になっております。
2023年12月22日、第360回幹事会を開催するとともに、記者会見を
行いました。今回の幹事会では、各種委員会・分科会の委員等について決定しま
した。
記者会見では、冒頭の光石衛会長の挨拶(下記のとおり)におきまして、「日
本学術会議の在り方に関する有識者懇談会」を巡る状況についてご説明いたしま
した。
幹事会資料及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲
載しております。
○第360回幹事会(12月22日)資料
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo360.html
○第26期幹事会記者会見資料(12月22日)
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html
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○記者会見冒頭の光石衛会長の挨拶
本日は日本学術会議の記者会見にお集まりいただきまして誠にありがとうござ
います。
既にご承知のことと思いますが、昨日開催されました「日本学術会議の在り方
に関する有識者懇談会」において「中間報告」が取りまとめられ、これを踏まえ
て、本日、「日本学術会議の法人化に向けて」が松村内閣府特命担当大臣により
決定・公表されております。
有識者懇談会の全ての会合に出席して、日本学術会議のこれまでの活動や、海
外アカデミー、第26−27期の会員選考の結果などについて説明し、会長とし
ての抱負や意見を申し述べてまいりました。また、11月9日に開催された第5
回会合におきましては、内閣府から法人化する場合の案について提示されたこと
から、以降の懇談会の場では、日本学術会議としての懸念点を繰り返し述べると
ともに、懇談会の委員と意見交換をしてまいりました。
こういった経緯を経て、12月9日には臨時総会を開催し、声明を取りまとめ
たことは、皆様ご承知のとおりと思います。
その後の有識者懇談会において、この声明についてもご理解をいただくよう説
明し、また、アクションプランについてもより具体的な取組内容とともに説明を
いたしました。
このような議論を踏まえ、昨日開催された第10回会合において「中間報告」
が取りまとめられ、さらに、中間報告を踏まえて、本日、法人化の方針となる「
日本学術会議の法人化に向けて」が決定・公表されたと承知しております。
有識者懇談会におきましては、日本学術会議がその果たすべき機能・役割を発
揮するためにはこれまで以上の事務局体制の整備や予算が必要との意見や応援を
多くの委員からいただいた一方で、法人化という結論を急ぐような議論には、日
本学術会議としてもたびたび懸念を表明してまいりました。
最終的に取りまとめられた中間報告及び法人化の方針においては、声明で掲げ
た事項を含む懸念点に関して一定の反映がなさましたが、今後、これらの懸念が
完全に解消される必要があると考えており、そのため、日本学術会議といたしま
しても、今後の議論に必ず主体的に参画してまいりたいと思っております。
私(光石会長)からの冒頭の報告は、以上です。
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