第37回ユーラシアセミナー「ハンガリー政治の現状について」
2025年5月21日 22時27分 [ロシア・東欧学会事務局]日時:2025年6月7日(土)10:00~11:30
参加登録締め切り:2025年6月2日(月)
講師:平田武(東北大学法学部教授)
比較政治の視点から、特にハンガリー政治を研究
https://www.r-info.tohoku.ac.jp/ja/e20593b33ec6e0da6f37e459da6032c6.html
概要:
1990年代から2000年代にかけては、東中欧諸国はデモクラシーへの移行・固定化の成功例と見なされており、2004年に実現したEUの東方拡大第一陣への参加はそうした成果の頂点を画する出来事と捉えられた。今日、ハンガリーはポーランドと並んで(あるいは、政権交代が実現していない点で、ポーランドにも増して)、デモクラシーのバックスライディングの事例、EUの問題児として扱われている。民主化の優等生から問題児への転落はどうして、どのようにして起こったのだろうか。報告の中では、1989/90年の体制転換と制度選択の問題点(小選挙区・比例区並立制選挙制度と一院制軟性憲法の組み合わせ)、諸政党の連合行動が引き起こした左右二極対立の激化、2010年のオルバーン・ヴィクトル率いるFidesz(フィデス)による3分の2多数派政権の成立とNER(「国民的協力体制」)の構築(新たな「政府党」体制、「エリートの交代」、水平的アカウンタビリティの掘り崩し、市民団体の規制強化、報道の自由の制約)、左翼と極右の野党の状況、マジャール・ペーテル率いる新興中道右翼ポピュリスト政党Tisza(ティサ、「リスペクトと自由」)党の人気と経済の状況などについて話したい。
参加者の招待方法:参加希望者は事前に本フォームで参加登録を行います。
https://forms.gle/EuRbyRpgeXEWbRwn6
6月5日(木)以降に、ZOOMのIDとパスワード、および講演資料を送信します。
✓受付後、下記で入力したメールアドレスに受付メッセージが自動で送信されます。受付メッセージを受け取っていない方は、無効なアドレスを入力した可能性があります。その場合、正しいメールアドレスで、もう一度登録してください。
✓参加費: ユーラシア研究所維持会員 無料
上記以外 1,200円(2025年月6月3日(火)まで)
✓お支払い方法:以下のいずれかの方法でお願い致します。
・カード決済 https://square.link/u/yvLqdrxL
・三井住友銀行経堂支店 普通口座 5302588 ユーラシアケンキュウジョ宛に振込(振込後、研究所アドレス宛に、ご連絡いただければ幸いです。)
✓なお、講演テーマについて、ご質問や関心事項があれば申込時にご記入下さい。運営の参考とさせていただきます。