第36回NPO法人ユーラシア研究所総合シンポジウム「「1985(イチキュウハチゴウ)-新自由主義の時代とユーラシア」
2025年4月7日 18時21分 [ロシア・東欧学会事務局]第36回NPO法人ユーラシア研究所総合シンポジウム「「1985(イチキュウハチゴウ)-新自由主義の時代とユーラシア」のご案内
2025年5月17日に対面開催でユーラシア研究所総合シンポジウムを開催いたします。また、当日は、群像社の出版物やユーラシア研究所出版物の販売もございます。
対面での総合シンポジウム開催は、2019年の第31回総合シンポジウム以来です。皆様にお目にかかるのを楽しみにしております。
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第36回ユーラシア研究所総合シンポジウム「1985(イチキュウハチゴウ)-新自由主義の時代とユーラシア」
✓日時:2025年5月17日(土)13時00分~17時00分
✓場所:東海大学品川校舎講堂(対面開催)
✓参加登録締め切り:2025年5月12日(月)
✓参加登録方法:本フォームから申込
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSczAQ-o8c_om2kjzco23lJRshDmfI8-bzGCbwYDTr2qseFGkw/viewform
参加希望者は事前に本フォームで参加登録をお願いします。5月15日(木)以降に、講演資料を送信します。会場での配布はいたしませんので、各自ご用意の上、ご参加下さい。
受付後、下記で入力したメールアドレスに受付メッセージが自動で送信されます。受付メッセージを受け取っていない方は、無効なアドレスを入力した可能性があります。その場合、正しいメールアドレスで、もう一度登録してください。
✓参加費:
ユーラシア研究所維持会員 無料
東海大学教職員・学生 無料
その他(一般) 1,500円(5月14日(水)までに振込みます)
✓お支払い方法:以下のいずれかの方法でお願い致します。
・カード決済 https://square.link/u/E5yPqDfH
・三井住友銀行経堂支店 普通口座 5302588 ユーラシアケンキュウジョ宛に振込(振込後、研究所アドレス宛に、ご連絡いただければ幸いです。)
✓なお、講演テーマについて、ご質問や関心事項があれば、下記フォーマットにご記入下さい。運営の参考とさせていただきます。
★シンポジウム概要★
ジョージ・オーウェルの『1984年』は全体主義国家による分割統治された世界を予言した。ところが、翌1985年に始まる世界規模の変化は、ソ連邦の解体と冷戦の終焉に帰結した。更に、1992年出版されたフランシス・フクヤマの『歴史の終わり』は、民主主義と自由市場経済が最終的に勝利したとする言説を流布させた。
冷戦構造の終焉の後、金融資本主義化の急速な進展、ソ連・東欧諸国の自由市場への統合、更にICT技術の発達と世界規模の拡大などにより自由経済圏は真のグローバリゼーションの時代に突入したかに見えた。しかし、旧ソ連圏諸国の自由市場への依存が深化したにも関わらず、世界経済におけるG7諸国の相対的地位は低下し続け、民主化こそが自由経済への前提条件であるという神話は崩壊した。今や国家と経済の関係が変容しつつある。
ユーラシアにおいては、中国を始めとする新興諸国が急速に経済成長を遂げ、G7との経済的な対立構造が顕在化してきた。G7主導の強力な対ロシア経済制裁にもかかわらず、新興諸国の大半は参加していない。
そこで、本シンポジウムでは、1985年を起点とし、冷戦崩壊を機に体制転換したユーラシア諸国がどのように国際システムの変動に適応してきたのか、ユーラシアの地殻変動を鳥瞰する。
司会:蓮見 雄(立教大学経済学部教授)
講師とテーマ:
大串 敦(慶應義塾大学法学部教授)
「自由主義のグローバル化とそのリアクション:ソ連体制の崩壊とロシアの『権威主義化』」
梶谷 懐(神戸大学経済学部教授)
「新自由主義の時代における産業政策:中国からの視点」
加藤 美保子(広島市立大学広島平和研究所専任講師)
「<非欧米>の台頭と拡大:『裏側』から見る冷戦終結後の国際秩序再編」
終了後、NPO法人ユーラシア研究所設立記念祝賀会(懇親会)を開催いたします。シンポジウム講師の皆様にもご参加頂く予定です。祝賀会(懇親会)の参加費[事前支払]は3,500円です。これについては、シンポジウム参加希望者に方々に別途お知らせいたします。
主催:ユーラシア研究所