歴史家ワークショップ「多言語論文執筆シリーズ Vol. 18」
2023年12月10日 22時58分 [ロシア・東欧学会事務局]歴史家ワークショップでは、2023年12月21日(木)15:30~18:00(日本時間)に、「多言語論文執筆シリーズ Vol. 18」と題したセミナーをオンラインで開催いたします。
(https://historiansworkshop.org/2023/11/22/2023-12-21-mws-vol-18/)
日時|2023年12月21日(木)15:30~18:00
前半:トーク・レクチャー(15:30〜17:00)※ゲスト講師参加は前半のみ。
後半:参加者交流会(17:10〜18:00)
ゲストスピーカー|青島陽子先生(北海道大学・スラブ・ユーラシア学研究室、リンクより経歴詳細)
ファシリテーター|中井杏奈(東京外国語大学・「公共圏における歴史(HIPS)」プログラム)/森江建斗(京都大学・人間・環境学研究科)
費用|無料
場所|【オンライン】Zoom (Zoomリンクは前日に参加登録いただいたメール・アドレスに送付します)
登録|参加登録はこちら(12月20日まで登録可能)
※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。
多言語論文執筆シリーズは、研究者が直面する「言語の壁」を認識し、乗り越えることを目指す場です。登壇者には様々な言語での論文・博士論文・単著などの執筆経験だけでなく、執筆における苦労や執筆を通じて得た学び、さらには様々な言語で執筆するに至った経緯や留学・国際学会での体験などをざっくばらんにお話ししていただきます。
本年三回目の開催となる12月の会合では、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターの青島陽子准教授をお招きし、東京外国語大学・非常勤講師の中井杏奈がファシリテーションを担当します。
青島先生は、中東欧・ロシアの近現代史を専門とされ、特にロシア帝国時代の民族政策や統治機構の研究を続けておられます。これまでロシア、アメリカ、フィンランドで在外研究をされた経験のある他、近年では『Entangled Interactions between Religion and National Consciousness in Central and Eastern Europe』 (Academic Studies Press, 2020)『The Tsar, The Empire, and The Nation Dilemmas of Nationalization in Russia’s Western Borderlands, 1905-1915』(Central European Univ. Press, 2021)にも編者と携わり、英語でも執筆をされています。青島先生とともに、「ロシア語を研究言語とすること」、「ロシアや東欧地域について英語で発信すること」の意味を考えます。
★歴史家ワークショップは東京大学経済学研究科の付属研究所CIRJEを拠点とした組織です。歴史研究を広く日本社会と世界に発信するための拠点形成を中長期的目標に定め、2016年5月から多面的に活動しています。
そのうち、多言語論文執筆シリーズ(Multilingual Writing Series)は、歴史学分野で活躍するノンネイティヴの研究者から外国語・非母語での執筆経験談を共有していただき、「外国語・非母語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントを得られる場を提供するセミナーシリーズです。
活動の中・長期的視点をまとめた「歴史家ワークショップ憲章」については、こちらをご覧ください。
https://historiansworkshop.org/about_us/about/our-principles/