第32回ユーラシア・セミナー「ウクライナ戦争」はウズベキスタンの社会体制と法に何をもたらしたのか
2024年3月28日 22時16分 [ロシア・東欧学会事務局]概要:ロシアのウクライナ侵攻は、ウズベキスタン政府をとても難しい立場に置いた。ロシアと2005年に安保条約を交わしているウズベキスタンにとってそれは大きな外交的試練となっているからである。国連総会にも見られたように、ウズベキスタンは他の中央アジア諸国と同様に、ロシアのウクライナ侵攻に対する「戦略的沈黙」を維持しているが、ウクライナ戦争のウズベキスタンの安全保障法制・経済法制への影響は出始めている。このような厳しい現状で、如何にロシアと政治的・経済的関係を維持しつつ、西側諸国の国際経済制裁から国民経済を守られるかはウズベキスタン政府にとって大きな課題であり、その行方を今後も検討していく必要がある。本報告では、ロシアのウクライナ侵攻が上記のようにウズベキスタンにもたらした政治・経済的な影響を概観した上で、それがウズベキスタンの統治制度、経済外交及び中央アジア諸国間の地域統合をめぐる議論にどのような影響を与えているのかを検討していく。
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